バスにのって

荒井良二

偕成社

 

題名だけ見るとバスに乗ってお出掛けするのかなーと思うのですが、全く違います。

すっきりした表紙でも分かる(?)ように、どこか異国の砂漠でのお話。

この人はバスにのって遠くに行くためにバスを待っています。日本と違い、時刻表もないし、ちゃんとくるのかも分からないそんな場所。

そんな場所でバスを待ち続けます。。。

バスを待つ間のゆったりした時間の流れがたまりません。ラジオから流れる音楽。

トントンパットントンパットン。

頭の中でゆっくりゆっくり回り始めます。

色んな人が前を通り過ぎていきます。そしてバス停で夜を明かします。

待って待ったバスなのに定員オーバーで乗れません。結局遠くまで歩いてゆくことに。トントンパットントンパットン...

いいんです時間なんていっぱいあるんだから。

時間はみんなに同じようにあるのに、毎日追われて生活している私とは大違い。

絵本の中では十分に味わえます。そしてトントンパットントンパットンのリズムが頭の中を離れませーーーん。

気がつけばこの絵本、「バスにのって」なのにバスに乗りませんでした。