いすがあるいた

妹尾 猶・文 ユノセイイチ・画

こぐま社

 

いすとか机とか、家具ものに弱いです。これは題名で手に取った本です。椅子が歩くんです。絵本の世界だわあ。

夏の暑い夜、あるうちのいす達が夕涼みに出掛ける相談をしています。自分たちだけでなく他のいす達も誘い、たくさんの数になります。

たくさん集まれば、色々な事情を持ったいすもいますが、助け合って歩いていきます。いすが歩いていくだけで、ワクワクしてきます。

たくさんのいす達、付いた先は海。いすじゃなくったって砂浜見たら走りたくなりますよね。いすも一緒。色んな遊びをします。

一体感の出たいす達は、みんなでアーチを作ります。いすは1個で役に立つ優れものなのに、たくさん集まればこんなことだってできるんです。

夜が明ける前に自分たちの家に帰ります。日常に戻るのです。

人間だって普段の生活から抜け出したくなることあるように、いすもそうなのかも。

そんなことを思っているのは、いすだけじゃないですよね。きっと。